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この手があったか!ARCHICADでの地形の作り方!

ARCHICADって、建築は作りやすいけど地形とか複雑なものは表現しにくいイメージがありますよね。

ARCHICADで地形を表現したい時、Rhinocerosからインポートしたり、無理やりスラブで作る方もおられるのではないでしょうか?

実は、ARCHICADでもメッシュを使えば比較的簡単に地形の再現が可能です!

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地形データの入手

まずは元になる等高線データの入手から。

Windowsの方はこちらを、

 

Macをお使いの方はこちらの記事を参考に、まずは敷地等高線データを入手しましょう。

 

ここで、重要なのはこちらの線データをdwgもしくはdxfにしておくこと!!

Illustratorで書き出し形式を選べるのでpdfではなく上記のデータに変換しておいてください!

 

線データの読み込み

まずは、準備した敷地データを読み込みます。

ファイル>相互運用生>結合を選択し、

読み込みたい線データファイルを選択します。そして、現在のビューに結合をクリックしてOKを押すと、

下の画像の様にスケール調整できる画面になります。

1/500などのスケールで敷地データを作っている場合はここで調整できます!結合を押すと、、、

この様に敷地の線データが配置できました。

 

メッシュの作成・下準備

まずはメッシュの作成から。

メッシュはツールバーのグリッド状になっているマークを選択することで使えます。

選択後はスラブツールと似た操作になっています。土地を作成したい範囲を囲む様にしてメッシュを作成します

上の画像の緑の部分がメッシュになります。

現状では上の様に平らな地形ができています。これからこのメッシュに起伏を作っていきます。

現状、一本の等高線を選択しようとしても全体で選択されてしまいます。なのでまずは土地データのグループを解除します。

選択し、ctrl+shift+G もしくはメニュータブからグループを解除します。

下の様にグループが解除されました。

下準備は以上です。

 

メッシュの編集

まずはメッシュを選択し、右クリックから「選択してツールを有効にする」を選択。

そして、スペースキーを押しながらマウスを等高線上に持っていくことによって、線が青くなります。

ここでクリックすることで、

新規メッシュポイントという画面が表示されます。OKを押して、

メッシュ内に選択した等高線に沿って曲線が描画されました。

同じ要領で全ての等高線に対してこの作業を実行します。

そして、このままではメッシュ上の等高線と、元の等高線が被ってしまうので、元データを削除すると、、、

上の画像の様にメッシュ上に等高線が描画されているのがわかります。

続いて等高線ごとに高さを変更していきます!

下図に記入してある様な500間隔の高低差で今回は地形を作成していきます!

メッシュ上の等高線をクリックし、さらに線上の任意の一点をクリックし、高度変更を選びます。

すると数値を入力できるので、その部分の高さを入力し、全てに適用にチェックを入れます。

ここにチェックしていないと、等高線ではなく2回目のクリックで選択した一点のみ高さが変わることになります。

すると、、、

この様に一部高さが変わりました!!同じ要領で他の等高線の高さも編集していきます!

その結果がこちら!!

ゴツゴツしていますがしっかり地形データが反映されていますね!

滑らかにするには、メッシュの詳細設定から、3D表現を全てを滑らか、に設定します

下の様に滑らかな地形が完成しました!!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これでARCHICADだけでも思いのままに地形を作ることができます!

メッシュツールは変形性能が高いので、地面の傾斜なども任意に作成できます!積極的に使ってモデリングの幅を広げていきましょう!!

また、はじめに紹介した土地データのインポートは街区の作成などでも活用できるので覚えておくと便利です!

 

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