【株式会社 類設計室】「設計事務所らしくない設計事務所」企業インタビュー!Vol.1
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現場で働く若手社員の方に色々聞いてみた
ここからは、実際に現場最前線で働くお2人の社員の方に、所属している部署や関わった建築についてのお話などを、
根掘り葉掘り聞いちゃいました!
まずはお1人目!
計画設計の部署に勤める、入社7年目の松井敬二郎さんです。
所属している部署「計画房」について
ー先ほどまでのお話でローテーション制度があったと思いますが、現在の所属部署はどちらでしょうか?
いま所属しているのは「計画房」(計画設計)という部署でして、主には設計の前段階である基本設計や基本計画などを行っています。
要は建物の骨格部分といいますか、最初のプランやデザインを決めていく部署になります。
あとは、設計案件を獲得する前のプロポーザル提案書を作成したりもしています。
ーなるほど!設計の方向性を決める役割になる部署なんですね。部署の規模はどのくらいなんですか?
大阪・東京それぞれ5、6人で構成されている部署でして、20~30くらいの案件についてを役割分担しながら進めています。
この部署は中堅からベテランの社員で構成されていて、それぞれメインで担当する物件を2つ程度持ちながら、企画段階での案件を3~4物件担当していることが多いです。
ー「計画房」ならではの楽しみや、やりがいはどんなところにありますか?
日々楽しいことも悩むことも色々あるんですが、やっぱり建築の骨格を作るというところで、毎日案を塗り重ねていくスピード感だったり難しさが、
チャレンジングであり楽しい部分ですね。
あと、最初は企画室(企画設計)の部署とセットになって建物の基壇になる部分を作っていくのですが、そこでは実際にお客様と話しながら、
本当に求められている建築は何なのかを追求しています。
そこで追求した結果をうまくプランに反映して、実際にお客様から感謝されたときや、設計を引き継ぐ仲間が楽しみながら取り組んでくれると大きくやりがいを感じますし、
次の案件をより良いものにしていくモチベーションにもつながりますね。
ーローテーション制度でこれまで回ってきた他の部署での経験はどのように活きてますか?
会社についてのお話の際に説明した通り、企画室ではコンセプトを作り、計画房でデザイン化する、という役割分担になっているんですが、
企画室に配置されたときには「言葉」ベースで、どういった事業や可能性が求められているのかをアウトプットしていく力が大きく培われたと思います。
お客様の要望を構造化するプロセス、といいますか、それを構成する作業は現在の計画房でも大きく役に立っている部分ではありますね。
関わった建築物の思い出・印象に残ったプロジェクト
ーでは次に、実際に関わった建築について聞いていきたいのですが、思い出深いプロジェクトはありますか?
思い入れがあるプロジェクトだと、つい最近竣工した「酉島製作所」さんのオフィスビルですね。
大阪の高槻市内にあるポンプメーカーさんで、弊社季刊誌にも掲載されています。
この物件は私が計画房に異動した初期に担当したプロジェクトになるんですが、プランとデザインをうまく固めるのに凄く苦労をしました。
実際にお施主さんと議論しながら、一番意識したのは、「日常的に社員さんが部門を超えて交流できる空間を起点に設計すること」でした。
それを実現するため、提案したのは吹き抜けでつながるスキップフロア型のオフィスでした。
既に竣工し実際に使われていますが、視線が行き交うことによって、
「この課題については、ちょっとあの部署の人に相談してみよう!」
といった場面が多く生まれていますし、新しい商品や事業が生み出されやすいオフィスになったのかなとも思っています。
外壁のデザインについても、このスキップフロアに合わせて螺旋状の上昇感のあるものになったかと思います。
働き方について
ー日々の働き方についてお聞かせいただきたいんですが、業務の役割分担などはどのタイミングで決まっているんですか?
基本的に各週の終わりに、次週どういった業務をどの役割分担で行うかを部署ごとに決め、それにのっとって自分でスケジュールを管理しながら仕事を進めています。
1日でいうと、大体7割くらいの時間を使って設計業務をしていて、残り3割の時間を使って各自担っている組織活動に充てている形になりますね。
学生に向けたメッセージ
類設計室のプロポーザル成果の高さは、徹底したお客さん目線の追求と、実現塾などでの事実追求が基盤となっています。
その中では簡単ではない追求課題もたくさんありますが、その分みんなで一緒に充足できる環境が整っています。
一緒に挑戦したい方に、是非来てほしいです!
次にお2人目!
所属している部署「意匠房」について
ーローテーション制度を経て、現在の所属部署はどちらでしょうか?
私はいま、「意匠房」(意匠設計)という部署に配属されています。意匠房では、主には建物の外装やインテリアだったりを担当し、
計画房から基本設計段階に引き継ぐ形で設計を進める部署になります!
チームと日々のミーティングでより深く何度も想いをすり合わせ、一体となって空間を実現しています。
ー計画房からバトンタッチされる部署なんですね!部署の規模はどのくらいなんですか?
大阪・東京それぞれ20人前後で構成されている部署で、1案件あたり2~3人が担当についてプロジェクトを進めています。
個人で見ると、ベテランの社員では1人で5物件ほど受け持っており、新人から中堅社員だと3物件ほどをそれぞれ担当する形になっています。
私はいま2物件を担当していますね。
ーこれまでの部署での経験はどのように活きてますか?またやりがいはどんなところですか?
私は1年目に設備房、2年目に計画房を経て現在の意匠房になったのですが、毎回配属されるたびにほぼ0知識からはじめてきました。
設備房では、人がどうしたら快適さを感じるかについて日々追求していましたが、その中でそもそも風や水の流れはどうなっているのか、
建築物として自然界の中で理にかなうものになっているか等は、会社のテーマにもなっている「本源的な追求」を意識して取り組んできました。
その中で培われた追求のプロセスは、現在の意匠房でも存分に生かされていると思います。
また、部署を複数経験して思うこととしては「最重要なのは技術ではないな」という事があって、大事なのは
「どれだけチームの皆やお客様の想いを汲んでプロジェクトを推進できるか」
だと思っています。その中で、意匠房では設備房や構造房を統合する立ち位置にいるので、そういった部分で一番大きくやりがいを感じていますね。
現在は、とある学生寮の基本プラン(ゾーニング等)を行っており、これから細かい居室のデザインなどを手掛けていく予定です!
関わった建築物の思い出・印象に残ったプロジェクト
ーでは次に、実際に関わったプロジェクトについて思い出深いものは何ですか?
私の場合は前半でも少し言いましたが、やはり「共創スタジオ」ですね。
学生時代の設計課題とは違い、実際の土地に建つものなので、そこにはそれぞれ「利用者」や「地域住民」の方々がいらっしゃいます。
そこで重要になるのは、如何にその方々を「当事者」にしていくかです。私も2年目で4回共創スタジオに参加して、みんなでプランを創りました。
参加者の方々としても初めてこうした取り組みをする方が大半なので、最初はやっぱり上手くできるか不安に思っていた方もいらっしゃった印象です。
なのでまずは「できるかできないか」ではなく「どれだけ意見を出せるか」の方が大切であるということの共通認識作りから始めました。
あとは意見が出やすい場作りを弊社が積極的に行うことで、最後は「みんなで考えたものが形になるワクワクを感じた」というお声や、
「初めてこんなにも何かを追求して考えた」という感想をいただきました。
現在はこの共創スタジオでの意見をもとに設計を進めているので、竣工するのが非常に楽しみです!
働き方について
ー日々の働き方や、業務の役割分担などはどう決まっていますか?
週ごとの動きとしては、基本的に1人目の松井(計画房)と同じく各週のうちに、次週どういった業務を行うかを部署ごとに決め、自分でスケジュールを管理して仕事を進めていく形になります。
1日だと、意匠房では設計業務と、各自担っている組織活動は半々くらいで行っていますね。
学生に向けたメッセージ
類設計室の意匠房では、ただ単に「かっこいい建物」を作るのではなく、お客様が「本当に求めている」デザインや形はどんなものなのか、
日々追求しています。お客様と一体となって建物を作るプロセスは非常にやりがいがありますので、
皆さん是非一緒に働きましょう!
[求人情報]
最後に
いかがでしたか?
プロポーザルでは非常に高い勝率を誇りながら、設計外の多岐にわたる事業も「活力」を持って行う類設計室。
そんな会社組織には、「ローテーション制度」や「共創スタジオ」等の独自の取り組みによって自ずと設計者としての力が付く仕組みや
それを支える社員の皆さんの非常に高い「当事者意識」がありました。
規模が大きい会社にありがちな、「上司から振られた作業を分担して淡々とこなす」という働き方ではなく、
各自が課題を見つけ、それを解決するために自ら考えて動く働き方をしているのがとても印象的で、
なによりインタビューでお会いした社員の皆さんが活力を持ってとても楽しそうに仕事をしていました。
インタビューを経て、類設計室は
「実績のある組織設計事務所で設計者としてのスキルをしっかり培いながら、仲間と共に事業を生み出していきたい」
「与えられた仕事をこなす様な働き方ではなく、活力を持って楽しく仕事がしたい」
そんな建築学生の皆さんにオススメしたい企業だなぁと感じました。
もしこの記事を読んで、
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それでは!