【株式会社 ウィルオブ・コンストラクション】「建設業界のスタンダードを変える」企業インタビュー!Vol.2
こんにちは!
建築業界の企業インタビュー企画第2弾として、今回は建築業界の様々な建設現場に施工管理士を派遣している、株式会社ウィルオブ・コンストラクションさんにお話を伺ってみました。
派遣という少し特殊な立ち位置だからこそ見えてくるものや得られる経験などを、入社したばかりの新入社員の方のフレッシュな言葉で語っていただきました。
ぜひ最後までご覧いただき、
・施工管理という仕事の内容ややりがいについて
・派遣という選択肢ならではの魅力について
知っていただければと思います。
今回インタビューさせていただいたのは、こちらの4名!左から人事担当の小野翔平(おのしょうへい)さん、新入社員で実際に建設現場で働く山岸宥太(やまぎしゆうた)さん、古泉玲(こいずみれい)さん、門屋里奈(かどやりな)さんで、座談会形式でお話を伺いました。
目次
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ウィルオブ・コンストラクションってどんな会社?
ー まずはウィルオブ・コンストラクションという会社について教えていただけますか?
小野(以下敬称略):私たちは、東日本大震災の復興支援をきっかけに立ち上がった会社で、「震災後の日本を支えた建設技術者の価値を伝えたい。知って欲しい。」という考えから建設技術者の地位向上にフォーカスして、建設業界に特化した人材派遣、人材紹介などを行ってきました。
2018年にウィルグループの傘下に入って今のウィルオブ・コンストラクションになりました。
今行っているのは、人材派遣・人材紹介メディアのこの3本なんですが、今後はもう少し幅を広げていきたいと思っています。
ー 会社として大事にしていることを教えてください。
小野:僕たちは何者なのか?僕たちの存在意義は何なのか?ということを会社の経営理念に掲げています。
「建設業界の価値観・スタンダードを我々が変える」
これが私たちのミッションです。
そして、この壁に描かれているのがビジョンで、
“Chance – Making Company”
を掲げています。直近5年から10年後くらいの姿ではチャンスを与えられる会社でありたいという思いを込めています。
そしてバリューが、
“Believe in your possibility”
と言って、根拠なき自信と僕らは意訳しているんですが、要は「未来に対して根拠のない自信を持とうぜ」というのを僕たち全員がバリューとして持っているということです。
これに共感してくれるメンバーが集まり、みんなで同じ方向を向いて動いていることが私たちの強みであり、魅力だと考えています。
ー 3本柱の事業はそれぞれもう少し具体的に、どんな内容なんですか?
小野:人材派遣は、建設業界の企業さんに経験者・未経験者を派遣しています。
人材紹介はクライアントに対して、正社員として採用いただける方を紹介しています。
メディア事業は「施工の神様」や「施工管理求人ナビ」といった建設業界に特化したメディアサイトを運営しています。
メディアは分かりやすく情報発信という形で「建設業界の価値観・スタンダードを我々が変える」を進めていて、
人材派遣については、今日来てくれた新入社員のみんなが実はウィルオブ・コンストラクションの新卒一期生なんですが、まさに彼らが業界のスタンダードを変えてくれると思っています。
今まで僕らはどちらかと言うと業界の外側からサービスを提供していたんですが「これって結局あんまりスタンダード変えられてないよね」という考えから、僕たちと同じ思いを持つ社員が業界の中に入っていかないとダメだということで新卒採用を始めたんです。
そうして彼らがいろんな会社に派遣されて、そこでどんどん活躍することでスタンダードを変えられるんじゃないかと。なので、今年の一期生にはすごく期待をしています!
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新入社員に色々聞いてみた
まずは自己紹介
ー まずは順に自己紹介からお願いします。
山岸:山岸宥太と言います。拓殖大学で教育を4年間学んでいました。先生になろうと思っていたんですけど、両親が建設系だったり叔父が設計をやっていて身近に感じていたということもあり就活の時に建設業界を見るようになりました。
教育を勉強していたので同期から建設に行く人は全然いなかったんですけど、家族の様子を見て良いところも悪いところも見えていて、それを覚悟の上で建設業界を選んだのであまり不安はなかったですね。
まだ実際の現場には出ていなくて色々勉強中で、まさに明日から現場配属なんですよ。(笑)
その配属先が給排水とか換気とかの設備をやっている会社で、15階建てのマンション現場に行く予定です。
取り組む業務としてはメインは現場の日々の写真撮影だったり書類作成だったりで「まずは慣れなきゃ、、」という感じですね。
門屋:門屋里奈と申します。中央大学の文学部で、私もゴリゴリの文系出身です。(笑)
もともとはブライダル系に興味があったんですけどコロナのことがあって、時代にあまり左右されない安定した業界はないかということで建設業界を選びました。
私は電気とか空調設備の会社に派遣されていて、二、三度現場に出ています。
と言ってもまだ特定の現場について仕事をしているわけではなく、商業施設だったり住宅だったり病院だったりの現場を回ってまだ勉強中、という感じですね。
実際に担当現場に配属されるのは8月からの予定なので、もうあと1週間くらいなんです。(汗)
業務としては現場の安全管理まわりをする予定で、まずは安全書類の作成をやると聞いています。
古泉:古泉玲と申します。立正大学の臨床心理学科という文系の出身なんですけど、もともとモノづくりが好きだったのと、母がハウスメーカーで働いているということもあってこの業界を選びました。
今は木造住宅の建築工事をメインに行う工務店さんに派遣で行っていて、木造2階建ての2棟現場を担当しています。
私は配属初日(5月初旬)から現場に入って、そこから毎日現場でお仕事をさせてもらっています。
ー 現場に入るタイミングは同期とは言え、皆さんバラバラなんですね。
古泉:そうですね。現場では、写真撮影と現場の進捗管理、先輩の発注の補佐や道路の使用許可取りとか、大工さんとのコミュニケーションだったりといろいろと幅広くやらせてもらっています。
覚えることが多くて、毎日社長と部長に挟まれて法律だったり道具の名前だったりを教え込まれています。(笑)
ウィルオブ・コンストラクションでの働き方について
ー それではここからは皆さんの配属先の現場での業務内容であったり環境についてもう少し詳しく教えてください。
皆さんそれぞれ規模の違う現場に派遣されていますが、ウィルオブ・コンストラクションの派遣先はどれくらいの規模感のものがあるんですか?
小野:山岸の行っている15階建てのマンションとかでもあまり大きい方ではなく、誰もが知っているような大きな現場に行っている新入社員もいます。もちろん古泉のように住宅に派遣されている社員もいるので、規模はまちまちですね。
ー なるほど。皆さんの現場にはウィルオブ・コンストラクションから複数人が派遣されているんでしょうか?
古泉:私は一人だけですね。派遣先の先輩社員さんに色々と教えていただいています。
門屋:私も一人ですね。
山岸:新卒は一人なんですけど、中途の先輩が4人くらいいてやりやすい環境ですね、僕は。(笑)
ー そのあたりの事情も現場ごとに違ってくるんですね!一人だと心細くなかったですか?
古泉:最初は不安だったんですけど、私がつかせてもらっている先輩が26歳で歳が近くて話しやすい方なので、本当に不安だったのは初日だけでした。
門屋:私は歳が近い方が職場に少ないんですけど、年齢関係なく皆さんがお話してくださるので私も不安だったのは最初だけでしたね。
ー 派遣先の現場はどれくらいの期間いくんでしょうか?
小野:それこそ古泉は後1週間ほどで1個目の現場が終了だったよね?
古泉:そうなんですよ。
小野:僕たちの良いところかなと思うんですけど、建築行った次でもう一回建築行っても良いし、設備を学んでも良いし、という感じでみんな転々としていくんですよ。
基本的には担当現場が竣工するまでそこにつくので、各現場の工期次第なんですけど3ヶ月のところから3年くらいのところまでと派遣期間もまちまちです。
ー 担当現場が竣工すると、次の派遣先はどのように決めるんですか?
小野:基本的には営業チームが次の場所を探して、派遣される本人とも話をして、お客様のところに一緒に行って顔合わせした上で決める流れにしています。
なので、派遣先は強制で決まるというよりは顔合わせの機会も設けているので、選べる環境があります。
ー 3人の派遣先が設備・設備・建築ですが、ジャンルはどう決まるんでしょうか?
小野:なるべく要望を聞けるようにはしたいですね。もちろん自分がやりたいことだけが全てではないと思うので、いろんなことを経験してもらった上で自分のやりたいことを見つけられたら良いと思います。
ー 色々見た上でどこ行きたいかを決めて選べる体制は強みの一つですよね。みなさんは行ってみたい現場ってありますか?
古泉:私は海洋土木に行きたいです。同期で一人だけ行ってる人がいて、そのジャンルを聞いたことがなくてあまり調べられてもないんですけど陸じゃないところでの建設に対する好奇心ですね。
山岸:具体的な場所じゃないんですけど、めちゃめちゃきつい現場に行ってみたいです。大変なところで身を削って働いてみたいなと思います。そういう辛いことも経験することで、この業界をどう変えていくかを自分の実感として持てるんじゃないかなと。
ー こういう要望って叶えられるんですか?
小野:あると思います。もちろん100%ではないけど、言ってくれれば聞くし、叶えようとする会社ではあると思います。
新入社員はどんな考えの持ち主?
ー ではここからは皆さんの考え方や思いにフォーカスした質問をさせてください。
就活の時に、他にも建設の会社がたくさんある中でなぜウィルオブ・コンストラクションに決めたんですか?
門屋:就活の時に安定してそうだからと建設業界を見始めたのですが、どうしても男社会のイメージがあった中で、コンスト(=ウィルオブ・コンストラクション)はスタンダードを変えるという方針があったので、女性でも活躍できるんじゃないかなと思えました。
あとは建設業界って一回入ったらずっと建設に関わることになると思うんですけど、コンストの場合は営業だったり人事だったり、やりたいことがいつでもできる環境があってそこに魅力を感じました。
他の建設の会社も見てたんですけど、コンストを見つけて「あ、もうここだ。」って。
古泉:私も似てるんですけど、声をあげたらその意見を聞いてもらえるっていうところにすごく惹かれました。就活の時にまわりの友達に「え、建築にするの?大丈夫?」って聞かれることがあって、私自身モノづくりが高校の時から好きだったので「なんで女性に対してマイナスのイメージが多いんだろう」って思っていて、その考えが会社のスタンダードを変えるというミッションに合っているなと思いました。
自分自身が色々経験した後に人事とかに行って、自分の経験をいろんなところで話せたらいいなと思います。
ー ウィルオブ・コンストラクションに所属する中で、できるようになりたいこと、学んでみたいことはありますか?
山岸:いろんな現場を経験してみたいですね。建物をつくるのに同じ作業はないと思うので、幅広い現場を見ることでいろんな経験がつながって知識になっていったり、スキルアップに繋がったりするのかなと思います。
門屋:いろんな現場を経験してから人事に挑戦してみたくて。現場で体験したことをコンストに興味を持ってくれる人たちにアウトプットして仲間を増やしたい、女性を増やしたいなと思っています。
ー 入社前の建設業界のイメージと、実際に働いてみてのギャップはありましたか?
古泉:男性社会で年上の方が多いイメージで、そこはその通りでした。4,50代の方が多くて、30代後半の方が若手という扱いでした。
思ってたのと違うのは、気が強い方が多いと思ってたけどそんなことなくて、みなさんすごい優しくて。はじめは知識がなくて専門用語も分からないことがほとんどだったんですけど、聞いたら作業してるのに手を止めてちゃんと丁寧に教えてくださって、基本的に大工さんに教えていただいたと言っても過言ではないくらいで、そこはイメージと違いましたね。
ー ウィルオブ・コンストラクションという会社について、入社してみて気づいた点はありますか?
山岸:入社前は当然説明会くらいしかなかったので、入ってみて同期だったり先輩と直接接する機会が増えて、みんなが同じ方向を向いて動いているのが魅力あるなと感じてますね。
門屋:良い意味で、いつでも建設の施工管理っていう道からそれても良いなって思えて、いつでも違う道があることからくる安心感がありますね。
古泉:あまり入社前からのギャップはなくて、思っていた通りという感じではあるんですけど。人が良いなと思って入社していて、派遣でバラバラになっちゃうからこそ大事なポイントだと思っていたんですけど、実際入ってみて同期だったり人事だったりに恵まれているなと感じています。
あとは私も良い意味でなんですけど、派遣先が万が一自分に合わなかったとしても、その会社に入社しているわけではないので相談して違う現場に行けたりするのはプラスに捉えています。
ー 将来のことで不安に感じている点はありますか?
古泉:私が一つ思うのは、資格取るのには現場経験が必要なんですけど、現場経験を積みたいのに派遣先が建築行って土木行って設備行ってという形になると、進みたい道が決まっている場合は特定の現場経験が積めなくて資格が取れないっていうことはあり得るんじゃないかなと思っていて。少しでも早く資格を取りたい人は多いと思うので、そこのところはどうなんだろう、って思いますね。
小野:確かに、おっしゃる通りですね。これは参考になります。。
山岸:僕は明日が配属初日なので、明日が不安です。(笑)
門屋:不安というか意見ですけど、スタンダードを変えると言ってるじゃないですか?確かに未経験者の採用とかはスタンダードを変えるチャレンジだなと思うんですけど、例えば女性がもっと働きやすくするためにどうしたらいいかとか、そのへんはどうなってるんだろう、とは思いますよね。
小野:ここに対しては僕たちはスタンダードを変えると大きなことを言っているけどまだまだ変えれないと思うんですよ。
まだまだ会社が大きくなくて世の中に与えられる影響力が弱い。だから来年300人400人採用してとにかく会社を大きくして影響力を高めていかないとスタンダードを変えるところまで行けないんだよね。ここから業界ナンバーワンになれるようにやっていこうと思ってるから、一緒に頑張ろうよ。
ー 小野さんの「お兄ちゃん」感が出てますね。(笑)
では最期に、この会社でどう成長していきたいか?どう価値を発揮していきたいか?ということを一言ずつお願いします!
古泉:まずは自分が一人前になるっていうのが最初なんですけど、そのうえでやっぱり男性社会というイメージがあるので、女性でも資格を取って活躍できるということを多くの人に知ってもらいたいなと思います。自分が最初に現場に出て経験したことをたくさんの人に伝えていけるようになりたいなと思います。
門屋:私も似てるんですけど、文系出身者や女性であっても活躍できるということを伝えられる存在になりたいです。
山岸:1年目はとにかく勉強して知識を吸収して、2年目には得た知識を生かして応用して、3年目には後輩に自分の経験や失敗を伝えていけるようになりたいなと今は思います。
小野:僕はですね、学生の選択肢の中で建設が選ばれる立ち位置にいくような採用をしていきたいなと思っていまして、男女問わず「イケてる業界だよね」って思われる業界にしたいです。
最期に
今回は、
「建設業界の価値観・スタンダードを我々が変える」
をミッションに掲げるウィルオブ・コンストラクションさんに様々なお話を伺いました。
一般的な建設会社とは異なり、派遣という形態を取っているからこその業務内容や環境の特徴、やりがいについて様々な視点からの話が目白押しでしたね。
特定の会社にとらわれず、幅広い経験を素早く積みたいという方は派遣という働き方もひとつの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
今回の記事で興味を持たれた方は、ぜひ下記よりウィルオブ・コンストラクションさんのサイトを覗いてみてください。
それでは!