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【日本初!?】AIを使う建築ワークショップに参加してきました!!

こんにちは!

時代に乗りたい建築学生、you(@kenchiku_ai)です。

10月に「建築電脳戦ーAI×建築学生 最前線」という、

なかなか刺激的な学生ワークショップが開催されました。

趣旨としては、AIで建築を生成し、仲間と議論をすることで、

建築やAIとより深く向き合えることを期待するというものです。

今回それに参加した中で、

「なるほど、AIにこんな使い方があるのか!」

「これからのAIと建築の関係はどうなっていくんだろう……」

など様々感じることがあったので、それを共有したいなと思います。

これからAIと向き合っていかなければならないであろう建築学生にとって、

かなり参考になると思うので、是非最後まで見てみてください!

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どんなワークショップだったの?

まずは、このワークショップでどのようなことをしたのか、

についてもう少し詳しく説明します!

最初にAIについてのレクチャーが行われました。

AIとはそもそもどういうものなのか、ということから始まり、

実際にいくつかの生成AIツールの使い方を学びます。

そしてその後、4,5人のグループに分かれ、

与えられたテーマに沿った建築提案を行います。

テーマは

「20XX年、極限環境だと思われている土地に新しいフロンティアを開拓しなければならなくなりました。あなたはどんな場所にどんな新しい空間や生活を想像しますか?

敷地や用途、その場所に住むことになったストーリーまで自由に構想してください。」

というものです。

2日間に渡って、グループのみんなであれやこれやしながら、

また途中で審査員の方々とのエスキスを交え、

最後には豪華審査員による公開審査もありました。

ここで、今回のコンペで特殊なのは、

AIをどう活かして提案しているかが審査の評価軸に入っているという点です。

そのため建築提案だけでなく、というよりむしろ、

その提案に至るまでにどのようにAIを用いたのかが注目される審査でした。

 

この審査会の様子はYoutubeで見ることができます。

気になる方はこちらから見てみてください!

【建築文化週間 学生ワークショップ2023】公開審査会 | 建築電脳戦―AI×建築学生 最前線

10のグループがありましたが、それぞれのグループでAIに対するスタンスが全く異なっていました。

人の意思を全く介入させず、全てAIの判断に委ねるというグループもあれば、

AIを人間と同等に扱い、人格をもった存在として扱うグループ、

AIを完全に道具とみなし、判断や決定は完全に人が行うというグループもあるなど様々です。

建築学生のみなさんが気になるのは、AIが建築提案の中でどう使われたのかということ、

そして実際に使用してどう感じたかだと思います。

そこでここからは、今後参考になるであろう、実際に使用されたAIの具体的な活用方法

について紹介していきたいと思います。

分かりやすいように、以下の生成AIごとに活用方法をまとめてみました!!

ChatGPT、Midjourney、Stable Diffusion、Photoshop

 

具体的なAI活用方法

「20XX年、極限環境だと思われている土地に新しいフロンティアを開拓しなければならなくなりました。あなたはどんな場所にどんな新しい空間や生活を想像しますか?

敷地や用途、その場所に住むことになったストーリーまで自由に構想してください。」

この課題文から提案に至るまで、どうAIを用いたのかを、AIツールごとに紹介していきます。

ChatGPT

現在、一番有名な生成AIではないでしょうか。

文章から文章を生成することを得意とするAIで、対話のような形式で質問に答えてくれます。

主に4つの活用がありました。

①情報をまとめる: あらゆる情報を拾ってきて箇条書きにまとめてくれます。

②ある専門家になりきってもらう:特定の視点に立って答えてくれます。

③アイデアの提案:たくさんのアイデアを列挙してくれます。

④評価・点数付け:ChatGPTが自分なりに評価軸を設けて点数をつけてくれます。

具体的に見ていきます。

 

①情報をまとめる

  • 質問をしてみる

これはもう、定番の使い方ですね。

定番だからこそ、汎用性が半端ないです。

  • マインドマップをつくってもらう

環境問題とその原因を示すマインドマップです。

 

文章で答えてくれるだけでなく、図示化までもができるのは便利ですね。

頭の中の整理などに使えそうです。

  • 関連する論文を教えてもらう

これ何がすごいって、論文の中身を要約することもできます。

卒論とかでも使えそう!!

②専門家になってもらう

  • ランドスケープデザイナーの視点で答えてもらう

自分にはない意見や指摘が期待できます。

ここから新たな発想・着眼点が生まれるかも……??

  • たくさんの専門家に極限環境を提案してもらう

これも先ほどのやつと使い方は同じです。

こんな感じで色んな視点で考えられるのはいいですよね。

  • 動物になりきって答えてもらう

そうなんです。

上の2つを応用すると、動物の視点にもなれちゃいます!

  • SF作家として、ストーリーをつくってもらう

ストーリを作ってもらうには、SF作家にやってもらうのが一番ですよね。

もちろん、「星新一」になりきって書いてもらうこともできます。

  • AIどうしで議論させる

「構造GPT」「意匠GPT」など各分野専門のAI、

そしてそれらを取りまとめるAIである「議長GPT」を設定し、

AIどうしで議論させることもできます。

6つの人格を持ってもらうというトリッキーな技。

安室透もびっくりですね。

③アイデアの提案

  • タイトルを考えてもらう

一切迷うことなく、無限にアイデアを出してくれます。

「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」です。

良いのが出るまで、追い詰めてあげましょう。

  • 画像まで提示したアイデアの提案

いや、画像まで生成できるんかい!

マインドマップ作れるところから、薄々感づいてた人います??

④評価・点数付け

  • ストーリーに対して、評価と点数をつけてもらう

こうやって、客観的に評価してもらうことは大事ですよね。

AIならフラットな目で見てくれます。

  • 審査会でAIに審査してもらう

実は、審査会ではAIにも審査をしてもらいました。

wisperという文字起こしAIを使って、各グループの発表を聞き取り、

それをもとにAIが審査を行いました。

なかなか面白い試みだったので、

気になる方は、Youtubeを見てみてください!!

 

Midjourney

お手軽に高品質な画像を生成してくれるAIです。

Midjourneyの使い方については

で説明しています。

  • image to image

画像をもとに新たな要素を加えた画像を生成してくれます。

こちらの画像に、↓のプロンプトを入力して…

buildings’cross section, made from wood and recycled wood, slummed city, in the style of octane render, tokio aoyama, green and brown, patricia piccinini, industrialization, design by architects, transparent layers –ar 33:25」

画像2が生成されました。

元の画像の要素は残しつつ、新たな要素も加えることができています。

  • describe機能

画像からプロンプトを生成する機能です。

この画像からプロンプトを生成します。

「young children working at a pile of rocks, in the style of decay and decayed, afro-caribbean influence, sparklecore, masonry construction, gossamer fabrics, unilalianism, rtx on –ar 93:61」

次に、そのプロンプトを使って

生成したのがこちらの画像です。

元画像の大事な要素を残しつつ、うまくイラスト風に仕上げることができています。

  • blend機能

二つの画像の要素を混ぜ合わせた、一枚の画像を生成してくれます。

Midjourneyで生成した画像と、手書きの画像を合体させたものです。

その合体を何度も行うことで、徐々に狙った画像に近づけています。

 

Stable Diffusion

無料で使える超高性能の画像生成AIです。

Midjourneyと同じく画像生成AIですが、ここではMidjourneyよりも向いてる作業を紹介します。

  • 線画抽出→画像生成
画像1
画像2
画像3

画像1→画像2では線画抽出をし、

画像2→画像3では欲しい雰囲気の画像へ生成し直しています。

一旦、線画抽出を挟むことで、自分が欲しい雰囲気により近い画像を生成することができます。

これを使うと、例えば、

RhinoなどのCADで3Dモデルを立ち上げ、いい感じの画角でスクショを撮る。

それを線画抽出してから、画像生成し直す。

といった、レンダリングの作業が一気にはかどります。

  • 図面の着色

この平面図に着色をしてもらったものが

こちらです。

多少の違和感がないことはないですが、わずか30秒で完成です。

これをそっくりそのままプレボにのせる、まではいかなくても、

この色合いを参考にしながら、自分で図面に着色したり、

気になるところだけ、Photoshop等で編集するなど、

応用の仕方はたくさんあります。

 

PhotoshopのAI機能

建築学生は御用達のPhotoshop。

そのPhotoshopにも超便利なAI機能が加わりました!

  • 生成塗りつぶし

画像の一部を指定し、そこに欲しい画像をAIで生成することができます。

画像1
画像2

画像1→画像2→画像3と加工していきましたが、10秒もあればできちゃいます。

今までは少し手間のかかっていたこの作業が、AIを使えば一瞬ですね。

もちろん、人の添景を入れたりすることも可能です!

 

まとめ

今回は、対話型AIの「ChatGPT」、

そして画像生成AIである「Midjourney」や「Stable Diffusion」、「Photoshop」が、

このワークショップでどのように活用されたか、について紹介しました。

ここまで読んでみて、あなたはどう感じましたか??

僕は普段から、建築設計でAIをどう活用するかという話題に

アンテナを張って過ごしていましたが、どの話題も画像生成AIばかりでした。

というのも、クオリティの高い画像をいきなりバンと出せる画像生成AIは、

インパクトがやっぱり強いですもんね。

 

なので、ワークショップに参加するまでは

画像生成AIをどう使いこなそうか、とずっと考えていましたが、

今回のワークショップでは、どのグループも

AIを使用した時間でいえば、半分くらいChatGPTと格闘していたように思います。

実は一番工夫のしがいがあるのはChatGPTではないかと思ったりもしました。

あと、同じ画像生成AIでも、MidjourneyとStable Diffusionは全然違う!と感じました。

それぞれ得意、不得意があるなというイメージですね。

結局どのAIも、自分の使い方次第です!!!

 

少し長かったと思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

参考になりそうなものがあればぜひ真似してみてくださいね。

そして、ここで取り上げていないAIの活用方法はまだまだたくさんあると思います。

というか、絶対にもっと革命的な使い方はあるはずです。

自分なりのAIの使い方も考えてみてください!!

 

 

途中でも紹介しましたが、当日の審査の様子はこちらからご覧いただけます。

【建築文化週間 学生ワークショップ2023】公開審査会 | 建築電脳戦―AI×建築学生 最前線

このワークショップのXはこちらです。こちらから当日参加した学生や審査員の方々の感想等を見たり、ホームページにもとぶことができます。

https://twitter.com/gakuseiws2023?s=20

 

 

 

 

 

 

 

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