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- -Grasshopper基本の基- 事前に知っておくだけで習得効率が2倍になる小技をご紹介!!
-Grasshopper基本の基- 事前に知っておくだけで習得効率が2倍になる小技をご紹介!!
こんにちは!
みなさん、Grasshopper使っていますか?
実は、恥ずかしながらこの記事を書いている僕はつい1週間前くらいに触り始めました。。
触り始めだからこそ、初学者がつまづきやすいポイント、早い段階で知っておくと勉強の効率が上がるポイントなど、身をもって体感しているところです。笑
なので、その熱が冷めないうちに記事にしようと思い、筆を取りました。
これからGrasshopperを使ってみようという方、ぜひ参考にしてみてください♪
よく使うコンポーネントたちはこちらの記事でも紹介してるので是非ご覧くださいね。
Grasshopperの操作と言えば、
・コンポーネントを配置する
・コンポーネントを繋ぐ
もうこの2つにつきます。なんなら他にやる作業はありません、と言っても過言ではないくらい。
つまり、これからGrasshopperを使っていく中で何千、何万回と上の2つの作業を繰り返すわけです。
この作業自体を短縮できたら、節約できる時間の総量はすごいことになりますよね?
目次
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コンポーネントを配置する
まずはコンポーネントの配置から。
そもそもGrasshopperのインターフェース、コンポーネントのパネルが上にズラーっと、並んでいるわけですがまずタブの数が多すぎる。
しかもタブを開いても全てが表示されるわけでなく、↓をクリックすると更にたくさんアイコンが出てきますね。
毎回毎回マウスを使ってタブを選んで、どこにあるか探してクリック、大変非効率的です。
Grasshopperではフィールド上でダブルクリックすると
このような入力フィールドが現れます。
そして入力すると予測変換で様々なコンポーネントが。。
Grasshopperでよく使うコンポーネントはだいたい決まっています。ダブルクリックからそのコンポーネント名を入力、矢印キー上下で選択してEnterボタン。上のタブを使うよりはこちらの方が早いでしょう。
さらにさらに、実はこの入力フィールド。よく使うコンポーネントについてはショートカット入力ができるのです。
Panel
入力時、頭に
” (shift + 2)
または
//
をつけてから文字や数字を入力すると、入力した文字・数字を格納したパネルコンポーネントがいきなり作れます!
Number Slider
Grasshopperといえばパラメトリックデザインの代名詞!それを支えているのが、このNumberSliderです。
でも、最大値や最小値、小数点以下の桁数など設定事項が多くて煩わしいですよね。
そんな時には
0<10<100
などと入力してみてください!
「最初の数字が最小値、中央がデフォルト設定値、最後が最大値」
がセットされたNumberSliderが生成されます!
詳細を見てみるとご覧の通り。
更に、
0.000<10<100
のようにそのうちの1つの数字だけでも良いので小数点以下を入力してあげると、その桁数に応じて生成されるNumberSliderの小数点以下の桁数がセットされるんです!
Addition/Subtraction/Multipication/Division
これもよく使いますよね。四則演算パネル。
足し算なら+
引き算なら-
掛け算なら*
割り算なら/
を入力してEnterを押すとそれぞれの演算子パネルが生成できます。
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コンポーネントを繋ぐ
お次はコンポーネントを繋ぐ時に使えるショートカットたち。
普通に繋ぐには、各コンポーネントの端子上でクリック、繋ぎたい先のコンポーネントの端子までドラッグしてあげればいいんでしたよね。
試しに、線分をX軸方向に1だけ移動するアルゴリズムを組んでみました。
では、
・1つの端子に複数のコンポーネントを接続
・一度繋いだコンポーネントの接続解除
・コンポーネント同士の接続の組み替え
これらはどうでしょうか?
1つの端子に複数のコンポーネントを接続
Shiftを押しながら1本目と同様にコンポーネント同士を繋いでみてください。
これで複数の線分をMoveすることができました。
一度繋いだコンポーネントの接続解除
Ctrlを押しながら既にある接続の端子から端子へとなぞってみてください。
先ほどの操作を取り消すことができますね。
コンポーネント同士の接続の組み替え
X軸方向に1移動するMoveコンポーネントと並列して、Y軸方向に1移動するMoveコンポーネントを用意しました。
これを繋ぎ直そうと思うと、Ctrl押しながら2回なぞって、もう一方のMoveコンポーネントに2回繋いで、、合計4回の接続作業がいるように思えるかもしれません。
ですが、、
Ctrl + Shiftを押しながら複数の接続が重なっている端子をクリックしてドラッグしてみてください。
なんと4回かかる作業を1回にまとめられるのです!!
Rhinocerosからオブジェクトを読み込む、書き出す
最後は効率化の話から少しそれてしまうのですが、、
Grasshopperを操作していて、例えば「Rhinoceros上で引いた断面線をGrasshopperで読み込んできて、それに対してGrasshopper上で操作を加えていく」ような場面があるかと思います。
使ったことがない人は、まずこのやり方でつまずくのでは?と思ったので補足しておきます。
例えば、線オブジェクト格納するためのLineコンポーネント。
このように、コンポーネント上で右クリック、その中の
“Set One Line” (線オブジェクトを1つ選択)
“Set Multiple Lines” (線オブジェクトを複数選択)
をクリックした後に、Rhinocerosの画面内でGrasshopperに取り込みたいオブジェクトをクリック。
これでオブジェクトを読み込むことができます。
また、一通りのアルゴリズムを組んで、いよいよRhinoceros上のオブジェクトとして完成を迎えた時。
あれ、完成形が赤くプレビューで表示されているけどRhinocerosオブジェクトとして選択できない。。と嘆いているあなた。
先ほどと同じように、今度は完成形の出力を担っているコンポーネント上で右クリック、目玉焼きのアイコンがついているBakeをクリックしてみてください。
これで目的のオブジェクトがRhinocerosオブジェクトとして触れるようになったはずです。
まとめ
以上、すごく簡単にですがGrasshopperを始める前にぜひ押さえておいてほしいポイントをざっと紹介させてもらいました!
他にもGrasshopperはとにかく数をこなしながら、「この繋ぎ方はエラーが出てしまう。。こうして繋ぎなおしてみたらどうだろうか。」と試行錯誤する中で身につくものだと思います。
この記事の内容を生かしながら、試行錯誤すらもスピードアップしてガンガンGrasshopperを習得していきましょう♪