【就活に不安がある人必見!】建築学生の実体験を基にした就職活動完全攻略 ー心構え編ー
こんにちは!
『建築学生の就職活動ってどんなもの?』という方は多いはず…。当たり前のことですが、基本的にはどれだけ準備したかに就職活動の結果はすべてがかかっているといっても過言ではありません。
ただ、その準備は大変なものももちろんありますが意外にも楽なものや、早くから着手できるようなものがあります!
ちなみに筆者は組織設計事務所の意匠設計志望で就職活動を進めました。そこで就職活動を終えてみて私が思う『最低限どれくらいの準備はしておいた方がよいのか!?』という心構えの視点でご紹介します!
それではいってみましょう!
目次
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①自己分析
まずは自分のことを誰よりも詳しく理解し説明できるようになりましょう!
これが案外1番大切です。どの領域にするのか。どの企業が自分に合うのかなど様々なことを考えていくうえで一番参考になる情報になるはずです。
自分自身の取り扱い説明書を作っていくイメージです!
ぜひ様々な角度から自分自身を振り返って、「自分ってこういうところあるかもしれない…」というものが見つけてみてください!
『提案やデザインを日常的にどんなモチベーションで考えているのか。』や『建築を志すきっかけになったこと』などは大切ですね!
デザインに自信がある建築学生の方でも「言葉は要らないはずだ…、私の作品があなたに語りかけてくれるさ…フフフ」みたいなのは絶対ダメです笑
意外と自分では理解できていない部分もあるので、お友達やご家族に他己分析してもらうのも1つの方法ですね。
筆者の後悔ポイント:あまり念入りにやっていなかったので面接対策のときに考えることが多くなり苦労しました…。春に一度深くやっておくと後々気が楽ですね!
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②自分がエントリーしたい会社をチェックし、分析する
1)どの職種か
└意匠設計、構造設計、都市計画、コンサルティングなど
2)建築業界の中でも、どの形態の会社に興味があるか
└ゼネコン、組織設計事務所、アトリエ、建設コンサルタント、ハウスメーカーなど
特に大切なのは自分とマッチする会社かどうか。なんとなくの知名度などでマッチしない会社に入ってしまった場合「こんなはずじゃなかった…」などの悲劇が起きかねません。
そのため気になる企業の日々更新されるインターン情報や説明会情報は取り逃さないようにしましょう。
筆者もエクセルに各会社のホームページURLをまとめた資料を作成して、毎朝確認する習慣をつけていました!
ちなみにまずは業界全体の縮図をイメージしてみることをおすすめします!
これをした上で就活を進めると会社説明会などの理解も深まりますし、面接のときには特に役立つことは間違いなしです。
参考までに以下は組織設計事務所の意匠設計志望だった筆者から見たざっくりとした縮図です
志望領域によっても縮図の見え方、まとめ方は変わってくると思うので様々な視点から考えてみてください!
筆者の後悔ポイント:私が志望するつもりのない領域を志望している同期とあまりコミュニケーションを取らなかったこと。ある意味別の角度から自分が受けようとしている企業がどう映っているかは理解していたらよかったなと思いました。
③1年間のスケジュール間を把握する
1)夏季インターン
2)大学向けの会社説明会など
3)冬季インターン
4)書類審査、面接、本試験など
ざっくりは以上のような形です。
面接は会社の規模、業種によってかなり時期が変わってくるので注意しましょう!
早いところですと年明け前に第一次エントリー締め切りが設定されている会社もありますので、複数業種受ける人などは特に注意が必要です。
また、インターンにはそれぞれ選考があり、会社ごとに志望動機をA4 1枚でまとめたものや、ポートフォリオの提出を求められたりします。
時期ごとにどんな動きをするべきなのかを2ヶ月前くらいから動くクセをつけておくと全体的に余裕を持って動けると思います!
ちなみに組織設計事務所の意匠設計志望だった筆者のスケジュール感です。参考までに。
※これは同じ領域を志望していても年度や企業によって1か月ほど前後する可能性は高いのでご注意を!
筆者の後悔ポイント:もう少しエントリーシートやポートフォリオ冊子を早く終わらせておけばよかった…。そうであればOB・OGや先輩にさらにアドバイスがもらえただろうなと思っています。
④OB・OGの方やリクルーターの方との連絡を始める
インターンで提出を求められる資料が分からない。いつから面接かわからない。など。ここまでに書いてきたことを全てクリアに把握することは難しいかもしれません。
そこで重要なのは『就活はほぼ情報戦』ということです。準備するにあたってもリサーチ済みの情報が多くある人の方が的確な資料が作れますし、内定に一歩進みます。
そのため、希望している会社にOBやOGがいればその人に連絡をしてみましょう。いない場合はその旨を会社に伝えて相談相手となる社員を紹介してもらいましょう。
早い段階から相談していると、ポートフォリオやエントリーシートの内容についての相談にのってもらったり、何よりもその会社の就職活動スケジュールを教えてもらったりすることがようになるのでとても落ち着いて準備を進められます!
筆者の後悔ポイント:もっとたくさんの企業のOBの方や、OBがいなくとも社員訪問などをさせていただいていればな…と思うことはあります。私の場合、結局何度かOBの方に相談させてもらった企業で内定がもらえました。話しているうちに企業に対する理解が深まったことが大きなアドバンテージとなったのだと思います。
⑤ポートフォリオ、自己PR資料の作成
行きたい会社の方向性や、インターンで求められる資料などがわかってきたら自分の魅力を最大限伝えられるようにPRするための資料を作りましょう!
自己分析から見えた自分の原初体験、強み、弱みから建築学生時代にどのようなことやってきたのか、設計作品、課外活動など全てを余すことなく伝えられる資料作りが大切です。
これは選考に大きく関わる内容なので、後悔しないように念入りに戦略的に作成してみてください!
資料自体の見やすいデザイン性も非常に重要です。
こちらは別途、後日記事を作成するので詳しい作り方のテクニックやアドバイスに関してはそちらで紹介させていただきます!
乞うご期待!
筆者の後悔ポイント:もうちょっと時間に猶予をもって、完成したポートフォリオ冊子を使ってOBの方に相談やプレゼン練習などさせていただいていればよかったなと思うことがあります。私の場合、本当に面接のギリギリまで編集していました…。
⑥エントリーシートの作成
こちらもポートフォリオと似ていますが、書面として自分が受ける会社を志望した理由などをまとめて説明する必要があります。
面接前の書類選考エントリーで提出する資料になるので「一度会ってみたい」と思ってもらえるよう、自分の熱意がこもった文章にすることが大切ですね。
1つ大きく異なるのがポートフォリオはビジュアルで説明できますが、こちらは言葉による説明しかできません。
初めてあなたの文章を読んだ人に正確に伝わる言葉遣いとなっているか、自分以外の人たちにもぜひとも確認していただき何度も修正していきましょう!
事例
修正前
貴社であれば、長年社会性のある建築を作り続けてきた設計技術により、都市と建築を繋ぐスケールで末永く人々の生活を豊かにし、幸せを届ける建築を提案することができると考えており、その技術を培いたいです。
↓
修正後
貴社の一員となり○○年間、○○エリアを中心に第一線で実践開発されてきた経験、知識を身に付けたいです。そして都市と建築を繋ぐスケールで人々の想いを受け継ぎ、多様な選択肢にあふれた生活を届けられる建築設計がしたいです。
いかがでしょうか。内容はほとんど一緒なのにかなり印象が違いませんか?
いかに『具体的に説明するか』『読みやすい文章にするか』がとても大切です。ふわっとした表現ではなんとなくの聞こえは良いのですが、何人もの応募者のエントリーシートを読む中で印象に残りません。
筆者の後悔ポイント:私の場合、12社にエントリーしたのですが正直後半エントリーしたときはコピペ気味になってしまっていた節があります。もっとじっくり書いていたらさらに書類選考を通過した企業も増えたのではないかなとひそかに思っています。
⑦面接対策
これは「就職活動」というと皆さんが1番イメージしやすいものだと思っています。
言うまでもなく、面接の出来で就職活動の結果が決まります。そのため本当にしっかりと対策していただきたいところになっています。
面接官はあなたと話してみて『わが社で今後、共に働いていきたいと思えるパートナーたりうるか?』を考えています。
これまでの準備の集大成となるので自信をもって面接対策に挑めるように①~⑥の対策をぜひ抜かりなく進めてみてください!
これまで準備してきた自分自身を信じて面接官に想いを伝えましょう!
こちらも別途、後日記事を作成するので詳しい対策方法のテクニックやアドバイスに関してはそちらで紹介させていただきます!
乞うご期待!
筆者の後悔ポイント:基本的にありません。元々話したり、プレゼンすることが得意だったところにかなり念入りに準備したのでとても自信をもって取り組めました。周囲の同期では「想定質問リストをもっと充実させておけばよかった…。」と言っていた人がいました!
いかがだったでしょうか?
ざっくりこれくらいのことを早めに最低限やっていると戸惑うことなく就職活動に取り組むことができると思います!
筆者にとっては、特にポートフォリオ、自己PR資料は自分の分身とも言える存在になるのでできるだけ丁寧に早い時期から取り組んであげると愛着あるものになりますし、何よりも就職活動の厳しい期間を共に歩んでくれる心強い存在になるはずです!
それでは!