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3Dプリント初心者がプレートを作ってみた。その1

模型にこだわりたい。かっこいいの作りたい。建築学生なら誰しもそう願うものです。

しかし、自分の手で作る模型表現には正直限界がありますよね…

そこで!今回は実際に3Dプリンタを使ってデジタルな造形をしてみましょう!

今回の「その1」では、プレートの3Dモデルを作成してファイル形式を変換するまでの流れを紹介します。

次回の「その2」で実際に3Dプリンターを使って出力を行なっていきます。

 

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「3Dプリンターを使いこなしたい!!!」

まずは簡単なモデルを作って3Dプリントしてみよう!

今回は以下の書籍↓を参考にしながら、シンプルなネームプレートをモデリングし、実際に3Dプリントを行なっていきます。

(MacではじめるRhinoceros)

モデリング

では早速、Rhinocerosで簡単なプレートをモデリングしていきます。

ざっくりと手順を紹介すると、

1.ポリラインなどを使って二次元の線を作成し、フィレットで線を柔らかくする。

2.ラインを押し出してソリッド化する。

3.文字を配置し、ブール演算で一体化する。

という流れです。

全ての手順を紹介すると長くなるので、詳しく知りたい方はぜひ書籍を参考にしてみてください!

いよいよデータの変換!

Rhinoモデルは通常「.3dm」という拡張子で保存されます。

このままでは3Dプリンターに出力できないので、データの変換を行いましょう!

まず、[ファイル]→[選択オブジェクトをエクスポート]を選択し、エクスポートするオブジェクトとしてプレートを選択します。

エクスポート画面で、ファイル名は自由に設定してください。

ここで、ファイル形式を「.stl」にすることを忘れないでください!

この状態でエクスポートします。

次に「STLメッシュのオプション」という画面がでます。

許容値を0.05mmとし、横にある矢印をクリックしてオプションを拡張しましょう。

「最大角度」=10

「エッジからサーフェスの最大距離」=0.05

と変更します。

(STLデータの各種パラメータについては少し難しいので、詳しい説明は省略します。ざっくりと、「最大角度」は小さいほど曲面らしく、「最大距離」は小さいほど精度が高くなる、と認識しておいてください。微調整する際は、モデルの精度・3Dプリンターの精度と照らし合わせながら調整しましょう!)

 

プレビュー で確認し、OKをクリックします。

次に「STLエクスポートオプション」という画面が出ます。

ASCIIとバイナリの2つの形式が用意されていますが、ここでは「バイナリ」を選択します。

(バイナリ形式の方がファイルサイズが軽くてすみます。)

 

エクスポートをクリック。

これでエクスポートが完了しました!

形状の確認

先ほどエクスポートしたメッシュの形状を確認してみましょう。

[ファイル]→[新規作成]を行い、[ファイル]→[インポート]から先ほど出力した.stlファイルを選択。

「STLインポートオプション」という画面が出てきますが、設定はそのままいじらずにインポートします。

すると、このようなメッシュが完成しているはずです!

ここから先の手順は、お使いの3Dプリンターによって異なります。

使用する機材に合わせたスライサーソフトにてデータの最終調整を行なってください。

まとめ

今回はプレートを作成してファイル形式を変換するまでの流れを紹介しました。

次回は実際に3Dプリンターを使って出力していく流れを解説していきます!

 

それでは。

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