【Grasshopper】知識編 そもそもパラメトリックデザインって?

これからGrasshopperを学び始めようとする人、

あるいはまだ「Grasshopperって何?」と疑問に思っている人を対象に、

そもそも”パラメトリックデザイン”ってなんぞやという点について解説してみようと思います!

 

 

パラメトリックであるということ

パラメトリックデザイン(またはパラメトリックモデリング)をネットで調べてみると、以下のように説明されています。

 

パラメトリック・モデリングとは、3D・CADで形状を作成する方法の一つであり、
寸法値として定義された変数の値や拘束条件を指定して形状を作成する方法のことである。
パラメトリック・デザインとも呼ばれる。
変数の値を変更するだけで類似形状を容易に作成できるため、
既存製品のデータを改良して新規設計を行う場合などに有効である。
ただし、形状が複雑になってくると、複数の変数や拘束条件の間に矛盾が発生して、
思った通りの形状を容易に作成できない弱点がある。
なるほど…
どうやらこれまでのモデリングは寸法として具体的な数値を与えて形状を決定していましたが、
パラメトリックであるということはそれらの数値を変数にしたり拘束条件を指定することでモデリングを進めることのようですね。
このおかげで容易に形状を作成して比較検討ができるメリットがある反面、複雑になるにつれてややこしくなってしまうという弱点を孕んでいるようです。

こんな解釈も…

ここで、パラメトリックデザインと言えば最初に思い浮かべるであろうザハ・ハディッドさんに関するこんな記事も見つけたので紹介しておきますね。

少々長いですがとても興味深い内容になっています!

 

建築 パラメトリックデザイン|Parametric Design

 

私はこの記事を読んでパラメトリックデザインに対する意識が変わりました。

単純に、Grasshopperを使えばパラメトリックデザイン!とは言えないのです。

まぁ、この辺の深い話は頭の片隅においておく程度で十分だと思います。笑

 

お時間があれば是非ご一読ください。

 

Grasshopperとは

さて、パラメトリックデザインの概要が掴めたところで次はGrasshopperの話に移ります。

Grasshopperとは、Rhinocerosというサーフェスモデリングソフト上で動くエディタの事です。

簡単にいうと、

「Rhinocerosと連携して、視覚的に機能を繋ぎ合わせてプログラムを組む」

という一種のプログラミングと捉えてください。

使い方

起動方法や基本操作についてはこちら↓の記事で解説しています!

 

実際に触りながら勉強してみてくださいね。

使いどころ

Grasshopperを用いて設計された建築を見たり、Grasshopperを使っている様子の動画なんかを見たりするとなんだか魔法のようなソフトに思えて、なんでもできるような気持ちになっちゃいますよね?

ただ、Grasshopperも他の様々なソフトと同じで得意なことがあり、苦手なことがあります。

また、Grasshopperのプログラムを組むのには時間も手間もかかります。

 

不必要な場面であえてGrasshopperを使って時間をロスしてしまうのは勿体ないので、Grasshopperの特徴から考えてみたいくつかの使いどころを紹介してみたいと思います。

◎スタディが難しいデザインパターンの検討

先ほど紹介したザハ・ハディッドさんの建築作品なんかを見ていると、こんな形どうやって作り上げたんだろうか。。。という感覚に陥りますよね?

そうした、人の頭では想像できない、あるいは想像できたとしてもバリエーションを出して比較検討するのには非常に手間がかかるような形をデザインしたい際にはGrasshopperというツールは非常に協力です。

逆に、長方形の部屋のスケール感であったり、階段の寸法であったりと言った人の手と頭で簡単に検討できてしまうようなものに対してあえてGrasshopperを使うメリットは薄いと言えそうです。

◎大量のデータを用いた最適化設計

こちらの記事で紹介しているのは、特定の与条件における最適化設計の一例です。

複数の変数を持つ、こうした環境シミュレーションのような問題ではGrasshopperは大きな力を発揮してくれることでしょう。

◎デザインプロセスの可視化

Grasshopperは、プログラムが全て可視化されているためどのような操作を行ってその形が生まれているのかを可視化することができる=説明可能にしてくれます。

場合によるとは思いますが、どのようなプロセスを経てその形状が決定されたのか、をプレゼンするような場面でもGrasshopperは有効でしょう。

 

最後に

今回はパラメトリックデザインに対するそもそもの考え方、そしてそれを踏まえたGrasshopperの位置付けについて紹介しました。

次回は簡単に実践した例も紹介していきますので、そちらも是非読んでみてください。

それでは。

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