Revit虎の巻:平面図に影と色をつける
クリスト&ガンテンバインの平面図ってかっこいいですよね~!これですこれこれ!
(出展:新建築.ONLINE記事よりhttps://shinkenchiku.online/information/christ-gantenbein/)
なんとか再現したい!ということで今回は、部屋を着色したり影をつけたりして、かっこいい平面図を目指します。さてどうなるのでしょうか?
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まずは色
部屋を作成
エリアに着色する方法と部屋に着色する方法がありますが、部屋に着色する方法でやっていきます。
図面を用意したら、”建築”タブから”部屋”を押し、部屋としたい場所の上に持ってきます。うまくいけば次のように、部屋の境界が青くハイライト表示され、部屋を作成できます。しかし、例えば閉じた部屋がない、とRevitが判断した場合は部屋を作成できません。そんな時は同”建築”タブ内、隣にある”部屋境界”を使って境界を作成することで解決できるはずです。(画像のものも、入り口に部屋境界を設けました。青い線が少し太く見えますね)
この状態で部屋のラベルを好みの位置に持っていきクリックすることで部屋を作成することができます。(見本では部屋が二つと認識されたようなので、それぞれに部屋を設定しておきます。)
部屋に着色
先ほどまでの操作で部屋の作成は完了しました。いよいよ色をつけましょう。
”注釈”タブの”カラー凡例”を選択し、図面の凡例を置きたいところでクリックします。するとスペース タイプとカラー スキームを聞かれるので、それぞれ”部屋”、”部屋別”と選択し、OKを押します。
するとデフォルトでは部屋に設定した領域が薄緑に表示されるので、あとは画面左側のプロパティから”カラー スキーム”の”部屋別”と表示されたところを押して、好みの色に変更します。
できました。
たったこれだけでも、それらしくなるものですね(笑)
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次に影
さて、無事に部屋に色がついたところで、影をつけていきます。またしても画面左側のプロパティを使います。下にスクロールして”ビュー テンプレート”を変更します。
ビューテンプレートとして”平面図”を選択し、左下の”複製”を押し、お好みの名前を付けます。(見本は「影付き」としました。)
次に”影”の右側”編集…”と書かれたところを開いて、”影付け”チェックボックスにチェックを入れ、順番にOKを押していくと
とりあえず影がつくことが確認できました。
しかし、まだ仕上がってはいません。例えば建物の外にもあるはずの影が表示されてなかったりしますね。もう少し設定をいじらなければなりません。まず影の向きを編集してみましょう。”影”の二つ下にある”照明”を開き、”太陽の設定”を”〈インセッション、位置指定〉”から、”右上からの太陽光”にして、適用します。
すると…
らしさが増しました。が、よく見ると…
ありゃ、柱が浮いている?
なぜでしょうか。これは”太陽の設定”内で地盤面レベルに設定されている設計GLがレベル1より低いところにあるのが原因となっています。解決法はレベル1の高さを0にして地盤面の高さに一致させるか、地盤面レベルをレベル1に変更するかの二通りあります。お好きな方でどうぞ。また、先ほどの「建物の外の影が表示されていない」という悩みがいつの間にか解決していますが、これは地盤面レベルが設定されているからだということもわかります。先ほどのインセッションの時には地盤面レベルが設定されていませんでした。
ということで修正したものがこちら。
よくなりました。あとは部屋のラベルを削除したり、通芯や水色で表示されたままの部屋境界を非表示にすれば(ほぼ)完成です。お好みで背景をベージュにしてみたりするとよりクリスト&ガンテンバインに近づくと思います。
まとめ
いかがでしたか?そこそこのものができて、正直自分でも驚いています(笑)
影の向きを自由に操る方法がまだよくわかっていないので今回はここまでですが、完コピを目指すなら手前から影を落とせるようになりたいですね。もう少し触ってみます。
ところで今回用いた平面図、授業で見たことがあるかもしれないですよ。ヒントは「紀元前」です。