敷地の正確な線データが欲しい。。地図ツールVector Map Makerの使い方!!
設計課題が与えられた時に最初にすること。そう、敷地調査!!
敷地調査の時や、コンセプトシートをまとめる時など、正確な敷地地図が不可欠ですよね?
最終プレゼンの際の敷地図にもこだわりたいもの。
そんな皆さんのために、今日は正確な敷地データの線データの入手方法をお伝えしようと思います^ ^
※本記事はWindowsユーザーの方が対象です。
Macの方はこちらをどうぞ↓↓
こちらの記事の内容は下記動画でも紹介しているので、動画の方が学習がしやすい方はこちらをどうぞ↓↓
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地図データのダウンロード
まずはこちらにアクセスしてください→https://fgd.gsi.go.jp/download/menu.php
国土地理院が出している基盤地図情報のダウンロードサイトです。(※事前に会員登録をしておいてくださいね♪)
こちらのページの一番左の基本項目の欄の「ファイル選択へ」をクリック。
すると地図が出てくるので、取得したい地図データの範囲をクリックしていってください。(複数選択も可能ですが、選びすぎるとデータ量が多くなってしまうので必要最低限に!)
必要な範囲を選択できたら、左側の「ダウンロードファイル確認へ」をクリック。
「全てチェック」をクリックしてから、その右にある「まとめてダウンロード」をクリック。
これで必要な地図情報がまとめてダウンロードできます。
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Vector Map Makerの使い方
次に、ダウンロードを待っている間にこちらのサイトにアクセスしてください。
→https://www.vector.co.jp/soft/winnt/writing/se479527.html
先ほどダウンロードした地図データをdxf形式に変換してくれる強力なツール、Vector Map Makerをこのサイトからダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを解凍したのが上図。VectorMapMaker.exeを立ち上げてください。
そろそろ先ほどの地図データのダウンロードも終わっている頃かと思うので、ダウンロードしたデータを、
VectorMapMaker>基盤地図情報のフォルダに移動してください。(解凍はしないままで大丈夫です!!)
立ち上がったVector Map Makerの画面が上図。
左側でハイライトしている、「データの解凍」ボタンをクリックすると、自動で先ほどのPackDLMap.zipが解凍されます。
解凍の次は初期設定です。
プリンタ/用紙サイズ/地図名/座標系などを選択してから「地図で指定」をクリック。
地図上のどこかをクリックすると、先ほど指定した用紙サイズに合わせたボックスが表示されます。右上の表示レベルを道路に指定すると見やすいでしょう♪
縮尺をコントロールしつつ、必要なエリアがボックス内に収まるように調整し、「範囲決定」をクリック。
元の画面に戻って、最後に画面左側に大きく出ている「処理開始」のボタンをクリックすると地図データの書き出しが始まります。
初期設定だと、VectorMapMaker>地図のフォルダ内にdxfファイルが書き出されているはずです。
仕上げ
先ほどのdxfファイルをイラストレーターで開いてみてください。
うーん。なんとも殺風景。。このままでは教授にエスキスで見せれないですねぇ。。
ということで、レイヤーを整理したり、いらない線データを消したり、線や塗りの色を調整したり、、
そして出来上がったのがこちら!!
これならエスキスシートにも載せられそう♪
いかがでしたか?今回はWindows向けの敷地図の作り方を解説させていただきました。
敷地関連で言うと、
・等高線の出力の仕方とそれを3Dモデルに立ち上げる方法
・Macユーザーのための敷地データの出力方法
など、まだまだお伝えしたい情報があります。
順次記事にしていきますので、楽しみにお待ちくださいね♪
それでは^ ^
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