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Rhino,Grasshopperを用いた敷地モデリング方法③ーコンタスタディ編ー

こちらの記事は、以下の記事の続きとなります。まだご覧になっていない方はぜひ以下からチェックしてみてくださいね

前回の記事では神島を詳細にモデリングしました!
今回は地形をコンタ模型のように表示してコンタスタディする方法をご紹介します!
最後には番外編として、声が多かった「ArchiCadへのインポート」方法も教えますのでぜひ最後までご覧ください!

それでは行ってみましょう!

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土台の作成

まず、メッシュを選択してガムボールで操作をします
高さ方向の青色の丸部分を選択して下へスライドします

するとこのようになります
これはメッシュを高さ方向に厚みを持たせている操作になります

なので裏から見ると神島の地形が見えますね

次は先ほど厚みを付けた“閉じたメッシュ”を切り取るための直方体をモデリングします

ここで「MeshSplit」を打ち込み、以下の高さの土台のコンタをモデリングします

“分割するオブジェクト”は厚みを付けたメッシュ
“切断に用いるオブジェクト”は先ほどモデリングした直方体
をそれぞれ選択します

するとメッシュが2つに分割されます
分割に用いた直方体と下側のメッシュは削除してしまいましょう!

削除したらこのように底が抜けてしまったようなモデリングになります

ここで「Cap」を打ち込み底ふたをします
これで閉じたメッシュになります

これで土台が完成です!

等高線の作図

「Contour」を打ち込ます
このコマンドを用いるとモデリングに任意の高さでの等高線を作図することができます

メッシュを選択して、高さ方向を定義します

コンタの高さの間隔は1000に設定します

するとこのように等高線が作図されます
これを平面の四角形に投影(コマンド「Project」)すれば、好きな時に欲しい間隔の等高線を作図できますね!

コマンド「Project」の使い方は前回の記事でご紹介しているので以下記事を参考にしてみてください!(地形に合わせた道の投影)

コンタの作成

先ほど作図した等高線を選択して「ExtrudeCrv」を打ち込み高さは1000に設定します
※かなり重い作業になります(PCの負荷を軽くしてあげましょう)

 

完了したら「Cap」を打ち込み、先ほどのポリサーフィスにふたをします
※そこそこ重い作業になります

すると模型のコンタのようになりました
今回であれば1000mmコンタを詰んだ感じですね

今までのモデリングを表示するとこんな感じです
スタディ模型ができてしまいましたね笑

3000mmでコンタを詰んでみたらどうでしょう?
集落の建物が埋もれてしまってちょっとわかりづらいですね…
ここの模型を作るならやはり1000mmくらいがちょうどよいかもしれませんね!

ArchiCadへのインポート(番外編)

前回までの記事の読者の方々から「ArchiCadにモデリングをインポートできないの?」という声を複数いただきましたので、そちらの方法もご紹介させていただきます
実は簡単です

ArchiCadを起動し、ファイルを選択し、相互運用性→結合→ファイルから結合 を選択します

ここで先ほどまでのRhinocerosデータを選択し、インポートします

これで完了です!
ライノで作成した敷地にArchiCadでモデリングしていくことも可能です!

いかがだったでしょうか?
前回までのモデリングをつかって模型のコンタをモデリングしてみました!
模型を作る前に、どの間隔でコンタを詰むと良いだろう?というときにはぜひライノで模型スタディしてみてください!
それでは!

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