1. Home
  2. /
  3. Tips
  4. /
  5. お役立ち情報
  6. /
  7. 【就活に不安がある人必見!】建築学生の実体験を基にした就職活動完全攻略 ー面接準備編ー

【就活に不安がある人必見!】建築学生の実体験を基にした就職活動完全攻略 ー面接準備編ー

 

こちらの記事は、以下の就職活動の一歩として心構えと題した記事の続きとなります。

まだご覧になっていない方はぜひ以下からチェックしてみてください!

 

 

こんにちは!

就活シリーズ…今回は『面接対策』です!

 

『面接対策』については『準備編』と『実践編』に分けて丁寧にお話をしたいと思っています


そして今回の記事は『面接対策  準備編』です!

みなさん『面接』は得意ですか?「そもそも話すのが苦手だ…」や「具体的にどんな話をしたらいいんだ…」といった声が僕には聞こえてくるような気がします。
就職活動において『面接』は『最終関門』です。言ってしまえば『面接の出来』であなたの就職活動の結果は決まってしまいます
そのため
しっかりと準備をしていただきたいところとなります。

そこで今回は筆者がおすすめする面接の準備方法をご紹介していきます!

 

ちなみに筆者は、組織設計事務所の意匠設計志望で就職活動を進めて無事に就職を果たしました。
そして、実は基本的に人前で話すこと自体苦手でない上に、さらに徹底的な面接対策をしたと自負しています。
そんな私が就職活動を終えてみて思う『面接対策のやり方』を全て伝授
します!

 


なお、面接に関わる部分に関しては、筆者が書いたこの記事の内容に対して、
実際の建設会社の人事採用担当者さんから面接官からの視点でコメントをもらいました!
↓こちらのアイコンが目印です!


この記事では面接に臨む側の視点、面接官側の視点、双方からの視点を比較して対策できるようになっています。

併せてご覧ください!

 

それではいってみましょう!

[PR]

なぜ面接をするのか

それはもちろんあなたの「人となり」を知りたいからです。しかし、あなたの「人となり」や「どんなことができるのか」については、エントリーシートやポートフォリオなどの資料で、面接を受ける前にすでに送っているはずです。

ではなぜ直接会って面接をすることにしているのでしょうか?

それはずばり『企業とのマッチング度』を見ています。これは面接でしか見えません。
その企業の中で実際に働いている社員の方の目からあなたを見て、「一緒に働きたいか」、「会社にいそうか」、大きくはこの2つの指標でみていると思われます。

あなたも初対面の人と話したときにどんな人か、なんとなく分かりませんか?
それと似ていて、面接を担当する社員の方々は仕事を通してとてつもない数の人々と会って来られている人たちです。
その分だけ、初対面の人のことを見抜くことができるということです。

そこで私がまず、おすすめするのはOB・OG訪問です!
というのも、OB・OGの方はもちろんかつての面接も合格していますし、その会社の環境で過ごしている人です。
そこで先ほどの観点を自分の側に裏返して「一緒に働きたいと思える人たちか」、「どんな人がこの会社にいるのか」を分析してみるとそもそも自分がその企業にマッチしているかを考えることができます!

②いわゆる『面接』にはいくつかの種類がある

これは既に知っている方も多いと思いますが、『面接』にはいくつか種類があり、それぞれでかなり状況が変わってきます。

1人に対して行ういわゆる王道的な「個人面接」、複数人数に行われる形式として「グループディスカッション」と「グループ面接」があります。

個人面接

この面接の目的は言うまでもなく、「個人の深堀り」です。

基本的に社員の方は2~5名程度であることが多いです。

これはこの後の複数人数での面接でもそうですが、面接のときにその場にいる人たち全員の目をみて話をするように心がけましょう。
全員に語り掛けるように自分のことプレゼンすると相手も聞きたくなります。人をいかに引き込むように話せるかは非常に大切です

グループディスカッション

この面接の目的は、「複数人数の中で自分がどのような役割を担い、ふるまえるか」です。

基本的に学生が3~6名で、社員の方が1~2名(基本的には話には加わりません)で90~120分ほどで行う場合が多いです。
課題としては、意匠設計であれば簡単な共同設計をさせる企業もあります。いくつかのお題があってそれぞれが事前にそれに対しての考えをまとめて持ってくるようなものまで多岐に渡ります。
ただ根本的には、限られた時間の中であるお題に対してグループでの考えをまとめることになります。

このとき大切なのは役職です。「司会進行」「タイムキーパー」「書記」などがオーソドックスです。これを自分たちで即座に決めて内容に入っていく必要があります。
ここで勘違いしてほしくないのですが、「司会進行」をしたからと言って評価が高くなるわけではありません。
というのも、「それぞれの役職に適したふるまい」を行えると評価されます。なのでグループ内で自己紹介したときに大体見える得意不得意で役職を割り振ることをおすすめします。

私が思うそれぞれの役職の役割は以下です
司会進行全員に話をさせ、話を前に進める
タイムキーパー:話の盛り上がりをみながら適切な時間で次の話題に進める
書記:全員の意見を漏らすことなく、分かりやすくまとめる

どの役職を選んだとしても全員が意見を言える状態というのがとても大切です。
話すのが苦手そうな人がいたら、意見をしやすいように直接聞いて発言を促してあげましょう。
このような態度全てを社員の方は見ていて評価されています

グループ面接

この面接の目的は、「複数人数の中で自分をどのように魅せられるか」です。
基本的に学生が3~6名で、社員の方が2~5名で行う場合が多いです。

これは結構難易度が高いです1人ずつ面接をやっていく場合と、質問ごとに1人ずつに聞いていく場合が多いです。
これまでの形式と比べて私たちが自由に使える時間はほとんどありません。
そのため、決められた時間内でどれだけのインパクトを残せるのかがとても大切です

基本的には複数人数で行う個人面接というイメージで構いません。
違うのは複数人数いることによる環境をどう使うのかを考える必要があるということです。
例えば他の志望者の話を受けての話をしてみたり、他の志望者が言っていない切り口で話を出したりしましょう。

しかし、突飛なことをいう必要はないのでなによりも複数人数の中でいかに平常心でいられるかがカギになってきます。

 

③自分の人生をストーリー仕立てで理解する

限られた時間の中で自分のことを相手に伝えるために『ストーリー』は不可欠です。

例えば、高校時代の歴史の授業を思い出してください。教科書に載っている「フランス革命」について覚えるのは難しいですが、「フランス革命」を題材にした映画やドラマを見たほうが内容が頭に入ってきやすくないですか?それと同じ原理です。

これは面接だけでなく、エントリーシートやポートフォリオを作るうえで重要なことなのでぜひ時間を取って整理してみてほしいと思っています。
そしてストーリーとして自分の人生を振り返るときに、あなたがした恥ずかしい経験や失敗を振り返っておくことを私は強くおすすめします。

例え話が先ほどから多いですが、映画やアニメなどで「伏線を回収」する瞬間ありますよね。ピンとこない人もいるかもしれませんので少しだけ丁寧に説明します。
映画やアニメなどで序盤に登場人物が「どうして今の行動をとってのだろうか。理由がわからない」と視聴者に感じさせるシーンがあったとします。それはしばらく何もなかったかのように扱われるのですが、作品の後半で「最大の悪役を倒すための布石」だったのだと知らされることがあります。それが「物語の伏線」です。(筆者はそういうシーンが大好物です笑)

あなたの恥ずかしい経験や失敗は全て、人生の「伏線」なのです
私はちょっとした恥ずかしい、ネガティブな経験にこそ、あなたの人生にとってとても大切な内容が含まれていると思っています。人は苦労して場数を踏んだだけ輝きます。なので、自分が映画監督になって「伏線」をはっていたように自分の人生を見つめなおして脚本をまとめるようにしてみてください

実際に面接でも自分自身が用意したポートフォリオや自己紹介シートを元に「苦労したこと」や「マイナスな状況からどのように乗り越えたか」を聞かれることはとても頻繁にありました。想像してみれば分かりますが、入社してからも失敗はもちろんありますし、困難なことは多いと思います。そこで社員の方々が知りたいのは、そのような状況下でも打開できる経験をしてきているかを見ているのだと思います!


実際の面接の場においてストーリーとして語ることは非常に有効だと思います。

とかく多くの方はエントリーシートに記載いただいた内容をそのままお話しされます。(時には暗記したように一言一句間違えずにお話しされる方もいらっしゃいます。)

それが悪いというわけではないのですが、やはり多くの候補者の方々の中で自分をアピールして就職活動を有利に進め得る場合にはエントリーシート記載の内容を改めてご自身で編集してお話しされることは企業の採用担当者としても「もっとこの人を知りたい」と思う大きな要因になります。

私の経験では過去に話すことが苦手な方が紙芝居形式にてストーリー立ててご自身を紹介していたこともあります。

その紙芝居は自身の過去から現在までよく考えられており、私は非常に楽しく拝見しておりました。インパクトも強烈でその候補者は見事内定をゲットしておりました。


④他己分析してもらう

前の項目で自己分析方法として「ストーリー仕立て」の話をしました。あれは自分でしかできない自己分析方法かなと思っています。それでは次に、次は他人にしかできない分析「他己分析」をしてもらいましょう。これは実は大切で、意外にも自分からは見えていない特徴がかなり知ることができます。

それというのも、人にはやはり無意識的に出ている態度や雰囲気というものがあります。そしてそれは接する相手によってもかなり異なります。具体的に挙げていきますと、友人、先輩、後輩、先生、親などです。
例えば、後輩からの見え方は「上司としての自分」、先生や先輩からの見え方は「部下としての自分」などに置き換えられますし、友人や親からは「気づいていない悪癖や魅力」といったことを言語化してもらえるかもしれません。
様々な視点からの自分を分析することができるのでなのでできるだけ様々な人から他己分析してもらいましょう。

また、他己分析するときは合わせて第一印象を聞いてみましょう。なぜなら面接のときのあなたの第一印象のテストをすることができるからです。
第一印象は大切と言いますが、それをなかなか変えることはたやすくないです。なのでせめて、どんな第一印象を受けやすいのかを理解していれば、その後の話し方などでイメージを変えやすいかもしれません。

実際に面接で「あなたはどのような人だと周囲に言われますか?」という質問はよくされました。私はそこまで友人が多いわけではないですが、できる限り多くの友人に「私が(筆者)がどんな人間か教えてー」と話しをしていました。本当に意外な発見が多いです。
(筆者は悪癖を聞くことができたので、それは今後のためにも直すようにもしました笑)

⑤徹底的に会社のことを調べる

ここまでは面接で自分のことを話すにあたって、どのように自己分析をしたらよいかを説明してきました。そして次に準備をすべきなのは『志望動機』です。これはいわゆる企業研究をどれだけ丁寧にするかがキモになってきます。

『企業研究』というとどういうことが思い浮かびますか?企業の建築事例でしょうか?それとも福利厚生でしょうか?
正解はあなたが浮かべた全てです。まずは企業理念、事例、構想、福利厚生、プロポ、コンペなど隅々まで見てみましょう。
自分が行きたいと思っている企業の特集なので、大なり小なり自分がいずれそこで働いていたときにどんな仕事に携われるのか、どんな環境なのかを知るための情報にもなるはずです。

そしてこのときに大切なのは『素直な気持ち』で読んでみることです。
見に行った建築事例でどこが魅力的な空間やディテールになっていると思うか、本当にこの企業に行きたいと言えるか、など、このようなことは面接で自分の言葉で話すためにとても重要な経験となります。

今回は、特に媒体を何でチェックしたらよいか質問されることが多いのでご紹介します。
おすすめなのはまずホームページです。みなさん当然だろと思っているかもしれませんが、これが確認の仕方がなかなか甘かったりします。リクルートページだけではだめです。最新のニュースのところなどもチェックして、企業としてどのようなことに注力しているのかも合わせて確認しましょう。あとは関連会社がある場合は、関連会社もチェックしてみましょう。

具体的な企業で言いますと、三菱地所設計を受けるなら三菱地所、JR東日本建築設計を受けるならJR東日本、JR東日本コンサルタンツのホームページもチェックしておくということです。

また、雑誌などあれば、画報、建築雑誌、新建築などでその企業が特集されている号です。
インタビューや各プロジェクトに関して担当者の方が細かいことまでかいてくださっていたりします。
ちなみに筆者は本命の企業に関しては特集されている画報、新建築を購入して隅から隅まで読み込んでいました

当たり前だと思われるかもしれませんが、これをとても丁寧にやっている学生とそうでない学生を面接したときの差は顕著です。他の項目でも話しましたが、社員は初対面でその人がどんな人か見抜くプロです。知っているだけでも印象は良いはずですし、自分が会社に入ったら具体的にやってみたいことなども説明しやすくなると思います!
気張って取り組みましょう!


これも良いポイントですね!

企業ではなく、例えば友人同士でもまったくご自身を知らいない人よりは自信を知ってくれている、または自身の事を知ろうとしてくれている人に対して好意的な印象をお持ちになると思います。

それは企業でも一緒です。企業の事をしっかりと理解してくれている、または知ろうとしてくれている姿勢そのものに好意的な印象を持つことになるでしょう。

建設業界だと特に施工事例などにおいて尋ねてみて感じたことをまとめてご共有いただけることなんかも非常に有効な部分かと思います。

また、会社説明会などで担当者が話した企業理念や企業の向かう先についてもご自身なりの解釈でお話をしていただけるとよく調べてくれていて理解しようとしてくれていると感じますし、分からない点を素直に逆質問していただけることも有効な点かと思います。


おわりに

いかがだったでしょうか!?

面接対策における準備、主に自己分析と企業研究に関してのお話をしました!というのも、結局面接で話すことは『自分自身のこと』と『志望企業に関すること』の2点になるからです。それにあたり正確に分析し、話をできるようにする準備は面倒かもしれませんが一番大切なことになってきます!
ぜひ実行してみてくださいね!

次回は面接対策の「実践編」そのテクニックをお伝えします!そちらもぜひ読んでみてくださいね!

それでは!

 

↓ つづきはこちら!

 


≪就活シリーズ一覧≫

BEAVERでは、チュートリアル動画を通して各種ソフトの使い方を体系的に学習できます。基礎を固めて、効率的に学習を進めてみませんか?
設計作品共有
建築ソフト学習サービス
設計作品共有 / 建築ソフト学習サービス