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Rhinocerosで自由曲面モデリングその② コマンド「Loft」を使ってみよう

みなさんこんにちは!

今回はRhinocerosのお役立ちコマンド「Loft」に関しての情報になります。

Rhinocerosで曲面を生成する方法は色々とありますが、今回はその中でも管のようなものや半径が違う円を重ねたような建築をデザインするのに適したコマンドです。例えばチューブ状の建築やワインヤード型のコンサートホールのモデリングにも役に立つコマンドです。

みなさんのRhinoceros知識を深めてください。

 

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Loft

この「Loft」というコマンドについてまず説明から。

これは曲線を指定していき、指定した順番でなぞるようにサーフェスを作り出すコマンドです。

わかりにくいと思いますのでいつも通り、画像とともにご説明しましょう。

このように曲線を用意しまして、「Loft」コマンドを入力し、下から順番に選択していくと

サーフェスが出来上がりました。

 

詳細設定

このLoftというコマンド、さっきは省略しましたがいろいろなサーフェスができるように設定できるんです。

スタイルをクリックすると下のような欄が出てきます。

例えば一番最初の画像はこのNormalの設定でやりましたが、

Looseにしてみると

先ほどのものよりも緩くなりますし、Straight sectionsにすると

滑らかな曲線だったものが直線上になったのがわかりますね。

このように用途によって使い分けができるのでぜひ色々試してみてください。

 

チューブ状の曲面建築に

このLoftはチューブを作る際にとっても役に立ちます。

それぞれの階層の平面が定まっておりそれらを滑らかにつなぎたいという時などにおすすめです。

例えば下の写真は、僕がベルリンフィルハーモニーに行ったときの写真なんですが、この観客席のヘリの部分なんかもloftでできそうですね。

まずは客席の縁となる部分を曲線で描いて

それをoffsetやコピペで四つにします。

そしてloftをすればはい完成。

 

他の部分も同じようにしてあげるとこの通り。

どうです?

こんなモデル作りたくないですか??

皆さんも是非チャレンジしてみてください!!

それではまた。

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