プレゼンボードの作り方〜イラレの設定から印刷方法、貼り合わせまで〜
こんにちは!
みなさん、設計課題の時のプレゼンボードってどうされてますか?
提出方法は学校によって様々だと思いますが、今日は下記のようなダイナミックなプレゼンをしたい方(それが許されている大学に所属している方)のための記事になります!
(手のサイズでプレゼンボードの大きさ伝われ。)
手元にA4/A3プリンターしかないけど、A2サイズやA1サイズ、あるいはそれ以上のサイズのプレゼンボードを作りたい!という方、ぜひご覧ください^ ^
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はじめに -下準備-
まずはじめに、当たり前ですがプレゼンボードに載せる図面・パースなどを一通り用意しましょう。
各データが用意できたら、それらをイラストレーター内に配置していきます。
冒頭の画像のプレゼンボード用のデータはこんな感じ。
本筋とは逸れますが、プレボのデータを作るときはこのように人の添景を実寸大で入れる、模型・模型台も入れることでよりリアルに配置のシミュレーションができますよ♪
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データサイズの圧縮
次です。印刷をするということは、データをプリンターに飛ばして印刷するということ。
つまり、データサイズが大きいとそれだけ転送に時間がかかる、場合によってはプリンターがクラッシュする、なんてこともあり得ちゃうんです。
提出直前の印刷のタイミングでこんなことが起ころうもんなら泣くしかないですよね(´;ω;`)ウッ…
今回はデータサイズ圧縮がメインではないので、一番基本的かつ効果的な方法をお伝えしますね。
それは、“ラスタライズ”です!!
あなたのイラレデータを重くしているのは、きっと図面などの線データではなく、パースその他で挿入しているであろう画像です。
例えば、こちらの左下の画像。
選択した状態で画像の赤枠の部分を見るとPPI:360×343の記載が。
PPIの説明はここでは割愛しますが、要は数字が大きければ大きいほどデータサイズが大きいということ。
これを小さくしてあげることで、その分データサイズを圧縮することができます。(当然、その分画像解像度は下がるので、試し刷りなどしながら調整してください。筆者主観では、下げても200PPIくらいかなぁ、と思います。)
肝心のPPIの調整のやり方ですが、
上部オブジェクト>ラスタライズを選択します。
解像度のプルダウンメニューから、72PPI/150PPI/300PPIを選択します。
可能であれば300PPI、まだ重たければその他から200PPIを直接入力がおすすめです!
これで無事画像サイズを圧縮できましたね。
データの作り方にもやりますが、これでだいぶ圧縮できる人も多いはず!!
イラレでのアートボード配置
下準備が終わったところで、いよいよ印刷用のアートボード配置を行っていきます。
今回はA3用紙の重ね合わせで上記のデータを出力してみたいと思います!(皆さんはお手持ちのプリンターで印刷可能なサイズのアートボードで作業を進めてくださいね)
こんな感じで、各アートボードが少しずつ重なるように配置していきます。
今回はA3用紙12枚の巨大サイズのボードになりました。。
次に、各アートボードが重なり合っている部分に赤い線を引いていきます。この線が、印刷後に貼り合わせる時のガイドになります。
画像では見やすいように太い線にしていますが、実際にはなるべく目立たない方がきれいなので、
赤色 / 0.25pt / 不当明度50%
くらいの設定にしておいてください。
印刷
先ほど引いたガイド線ごと、印刷していきます。
ちょこちょこ赤い線が入っているのが見えますかね?
貼り合わせ・パネル化
最後に、印刷した紙を貼り合わせていってパネルにしていきます。
貼り合わせる時には、当然貼るためののりしろが必要になってくるので、印刷した各シートの、例えば左と上だけを切り落とし、右と下は残す。など取り決めをして赤いガイド線に従ってカットしていきます。
カット後がこちら。このように、右と下側の赤線は切らずにのりしろとして残しています。
あとは、残したのりしろ部分を使って貼り合わせていくだけです!
パネルに貼りたい方は、
パネルにスプレーノリをふりかけて、上図①~⑥の順番でパネルに接着していきましょう。
完成
最後に、パネル全体の上下左右の余白を切り落として完成です。
お疲れ様でした!!