【イベントレポート】キャリフェス2020
皆さんこんにちは!
今日の記事では、先日行われた建築学生向けキャリアイベント「キャリフェス2020」の模様をお伝えしていこうと思います!
イベントの動画アーカイブを希望する方は記事の最後のフォームに必要事項を入力して、是非イベントの様子を覗いてみてください!
イベント開催の経緯や詳細については以下の記事をご覧ください↓↓
それではいきましょう!!
目次
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第1部-施工管理体感ゲームの様子
キャリフェス2020が、まずは第一部の施工管理体感ゲームから始まりました!
こちらの部は任意参加ではありましたが、参加者の半分以上の方が参加し、施工管理のワークフローに沿ってゲームに参加していました!
施工管理体感ゲームルール
施工管理体感ゲーム、ルールをざっくりまとめると…
この流れでゲームが進んでいきます!
ゲームは今回2チームに分かれて行われました。
初対面の学生同士、最初は会話もぎこちなかったですが自己紹介を経て、会話をリードする学生を中心に施工管理の仕事を協力して進めました!
協力して工程を決め、時間をめいっぱい使って使用する資材を決定し、工事の予定が決定!
発生する様々なトラブルに、予算をその都度検討しながら対応します。
そして…
最終的に無事2チームとも工期内に工事が完了
2のチーム結果を比較してみると…
利益に大きく差がついてますね!
トラブルの発生等はある程度運が絡みますが、
資材の選定や、残業を入れるタイミングの適切さで差がついていました!
実際の施工管理の仕事を進めるにおいて、事前の計画とトラブルへの対応がいかに大切なのかが分かりました。
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第2部-社会人パネルディスカッション
2部開始!学生たちは各自事前に質問を考えていました!
ここで改めてパネラーの皆さんについておさらいします。
パネラーの皆さん
Y.Tさん
大成建設株式会社 | 施工管理職 | 入社6年目
東京都内の商業施設の立ち上げや大学のキャンパス補修などを経験
Yさん
ユニオンシステム株式会社 | 建築設計ソフトウェア開発 | 入社1年目
業界シェア60%の構造計算ソフトや振動解析などのアップデートに携わり、
建築業界のプラットフォームづくりに従事
こじゃさん
ホテル運営会社 | ホテルで働くアーキテクト | 転職2年目
畝森泰行建築設計事務所勤務を経て、ホテル運営会社へ転職
企画〜設計〜運営をつなぐ人
以上3名の方々に、学生の皆さんが気になる質問について、幅広い分野の視点からご回答いただきました!
まずは気になる
コロナウイルスによる仕事への影響について…!
本社の人はテレワークで対応しており、再開時のために事前に準備をしていたとのことでした!
大企業のなかでも特にオリンピック関連事業を抱える分、やはり相当苦労されたみたいですね…
サポートセンターが止まってしまうと、ソフトを使っている全企業の業務が止まってしまうため、感染対策を行いつつずっと動きつづけていたそうです…
コロナ禍の建築業界を縁の下で支えてくれていたんですね…!
影響は計り知れなかったそうです。
ホテルの運営だけでなく、新築工事等も止まっていましたが、いまはやっとどちらも動き出しているとのこと!
影響が大きい業界にいながらも、前向きに事業を進める姿勢が印象的でした。
入社の決めてはなんでしたか?
次の質問は原点に立ち返り、皆さんの「入社の決めて」についてお話を伺いました。
ゼネコンかサブコンか、様々な企業を見て悩んでいたところ、決め手になったのは「働く人の人柄」だったそうです。
どの企業も人事部の方は優しかったそうですが、就職した大成建設株式会社での、「現場で働く方々」のフレンドリーな人柄に惹かれて入社を決めたそうです!
やはり大事なのは最終的に「共に働く人」なんですね…!
そうした経験の中、「ほんとに自分に合った仕事なのか…」と悩んでいたところ、
大学の説明会に来たユニオンシステム株式会社の
「既存の業務に胡坐をかくことなく、何か新しいものがあれば創り出す」
という理念に共感し、もともとソフトに興味があったことも相まってその説明会で志望を即決したそうです!
「自分のやりたいこと」を正確に定めることで、自分にあった会社を見つけられるということですね…!
ネックになったのは、大学院で学ぶことができる「社会性」に限界を感じたことだったそうで、
当時アルバイトをしていた設計事務所で担当していたコンペが勝った事をきっかけにそのまま事務所へ入社に至ったそうです!
かなり独特ですね…
その後は5~6年設計事務所に勤務し、その中で「設計者」の仕事の範囲に対しても疑問を持ち、もともと観光業に興味があったことも相まって現職のホテル運営会社への転職に至ったそうです!
自分の現状について常に考え、次の行動を取っていたこじゃさん。自分に必要な「学び」は何かを考えて会社を決まることも大事なんですね!
入社前と入社後のイメージのギャップについて
次は就活性が一番気になるところである「入社後のギャップ」についてお伺いしました!
「ずっと現場にいて指示を出している…」
「常に図面とにらめっこしている…」
といったものだったそうですが、入社後2年目から打ち合わせの機会がかなり多くなったそうで、半分以上は現場外での仕事になっていったそうです!これは意外ですね!
後は、「若いのに職人さんは言うことを聞いてくれるのか…」といった不安もあったそうですが、就職してみるとそこで出会う職人さんはみんなとても優しく、「若手なら今のうち聞いておけよ~」とフレンドリーに接してくれていたそうです。
入社の決め手であった「人柄」がここにも影響を与えているんですね!
そして気になる「労働環境」について。とかくブラックと謳われがちな業界ではありますが、やはり入社してすぐはやはり大変だったそう…しかし近年の働き方改革によって、今はかなり改善しているそうですよ!
働き方改革の浸透具合は業界によってまちまちですが、大成建設の施工管理職にはかなり浸透しているみたいですね…!
「給料もらえるって、素晴らしい…」
という感想だったそうです!(笑)
その理由は、大学・大学院時代の研究の経験からでした。学生の頃は自分の学びのために研究をしていても対価は得られず、
学校と別にアルバイトでお金を稼いでいたYさんでしたが、会社に入ると、自分の学びになりつつお金がもらえるという環境になりとても満足したそう。業務の中に「自分の学びを行う」という時間があるとのことでした!すごいですね!
確かに対価が得られないことに時間を費やしているよりも、精神的にかなり楽になりますね!
「自分の学び」が得られるか、これも会社選びの重要なポイントであることがわかりますね…!
アトリエ系設計事務所の経験を今振り返ると思うことが、「最初が一番大変だった」ということでした。学生から実務に立場が変わると、
学校で習ったことはほんの基礎で、覚えることが膨大にあったそうです。
アトリエ系事務所では特に、1人が担当する仕事の範囲が大きい分アルバイトやオープンデスク等だけでは分からない事がたくさんあるようですね…
その分、人としての成長スピードはかなり速いと入社してから感じていたそうで、そこでの経験が現職にも大きく影響を与えているとのことでした!
アトリエ系設計事務所はやはりイメージ通り大変みたいですが、成長することを第一に考えるとかなり魅力的な進路であることがわかりましたね!
などなど、この後も学生にとってとても興味深いお話をたくさん聞くことができ、また参加者からの様々な質問にも答えていただきました!!
続きはアーカイブ動画にてご覧いただけますので、本記事下のフォームからどうぞ!
第3部-オンラインミニ合説
第3部の内容はアーカイブ動画に収録しています!
一般的な合同説明会であるような企業についての説明だけでなく、
・就活について大切なポイント!
・建築業界における「良い会社」とは何か
など、様々なお話を聞くことができました!
かなり興味深い内容になっているので、是非ご覧ください!